【福井県庁】過去問

福井県庁の過去問(公務員試験)をまとめています。

試験対策においては過去問から出題傾向を把握することが最重要となるため、この記事を参考にしながら対策を進めましょう。

択一試験

択一試験の例題については、下記の福井県庁公式HPよりご覧いただけます。

Ⅰ種

Ⅱ種

就職氷河期世代を対象とした職員採用試験

障がい者対象職員採用試験

論文・作文試験

論文・作文試験の過去問については、福井県庁公式HPより引用しております。

Ⅰ種

福井県庁Ⅰ種の論文対策においては、多くの受験生に定評のある下記のコンテンツがおすすめです。

【2023年度】
「本県におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の推進について」
政府は、令和5年2月10日閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」において、国際公約に掲げた「2050年カーボンニュートラル実現」を目指し、GX推進により脱炭素とエネルギーの安定供給を両立するととともに、脱炭素分野における日本の産業競争力を強化し、経済成長を実現していく必要があると述べており、地方自治体にもその実現に向けて有効な施策を率先して実施することが求められている。本県においても、令和2年に策定した「福井県長期ビジョン」において、2050年に二酸化炭素排出を実質ゼロとする「ゼロカーボン」を掲げており、令和5年5月の組織改正では「エネルギー環境部」を新設するなど、再生可能エネルギーの導入や環境対策など、GX推進に注力している。

※GX(グリーントランスフォーメーション)…産業革命以来続いてきた化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体を変革させる取組みのこと。

(1) 本県のGX推進に当たり、あなたが考える課題を具体的に一つ挙げ、その理由を述べなさい。
(2)(1)で述べた課題を踏まえ、本県におけるGX推進に向けどのような施策を行うべきか、あなたの考えを具体的に述べなさい。

*(1)(2)全てについて、回答してください。((1)(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるように回答してください。)

【2022年度】
「SDGsの達成に向けた取組みについて」
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットにおいて採択された2030年までの国際目標である。持続可能な世界を実現するための17のゴール(目標)から構成され、「誰一人取り残さない」という共通理念を掲げている。SDGsの達成に向けて、国や自治体、企業等が様々な取組みを進めている中、昨年5月、福井県は、「次世代に選ばれる『しあわせ先進モデルふくい』の実現」をテーマにした提案が認められ、内閣府の「SDGs未来都市」に選定された。

SDGs17のゴール(目標)
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な施策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう

(1) 上記に掲げたSDGsの目標の中で、あなたが最も関心を持っている、または最も重要と考えているものを1つ挙げ、その理由について具体的に述べなさい。
(2) あなたが本県の職員になった場合、(1)で挙げた目標を達成するために解決すべき課題を挙げるとともに、県として取り組んでみたい施策について具体的に述べなさい。

*(1)(2)全てについて、回答してください。((1)(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるように回答してください。)

【2021年度】
「福井県への移住定住促進策について」
国の地方財政審議会が、今年5月に取りまとめた「感染症を乗り越えて活力ある地域社会を実現するための地方税財政改革についての意見」では、地方創生の推進として、「地方自治体は、この機を捉まえ、活力ある地域社会の実現のため、地方への人の流れの創出・拡大等を通じて地方回帰を支援していくべきである。」と提案している。本県では昨年7月に、日本一の子育て応援社会の環境づくり、都市部における「攻め」の移住政策、地域産業を担う人材育成と魅力的な仕事づくりなど、今後さらに強化・拡充していく具体的な施策をとりまとめた「第2期ふくい創生・人口減少対策戦略」を策定した。

(1)本県への移住・定住を増やすため、県としてどのような課題に重点的に取り組む必要があるのか、あなたの考えを述べなさい。
(2)(1)で挙げた課題に対し、あなたが効果的と考える施策をその理由を含めて述べなさい。

*上記(1)(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるように回答してください。

【2020年度】
「福井県の将来像について」
福井県では、本県のさらなる発展に向けて行動していくため、今年7月に今から20年後となる2040年の福井県の将来像を描いた「福井県長期ビジョン」を策定した。

(1)あなたが県職員になった場合、2040年に向けて福井県をどのような県にしていきたいか、理由を添えて述べなさい。
(2)(1)で述べたような福井県を目指すにあたり、解決すべき課題とその解決策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。

【2019年度】
「福井県が取り組むべき施策について」
日本総合研究所が2018年5月に発表した「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」において、本県は2014年、2016年に続き、3回連続で幸福度日本一と評価されている。

(1)県民の幸福度をより高めていくために、本県は今後さらにどういった課題に取り組むべきか、理由とともに1つ挙げなさい。
(2)(1)で挙げた課題を解決するための具体的な施策について、あなたの考えを述べなさい。

【2018年度】
「若者の定着促進について」
本県では、北陸新幹線や中部縦貫自動車道などの高速交通体系の整備により、本県の立地条件は一段と高まり、次の大きな飛躍の時期を迎えています。しかしながら平成29年において、県内の高校から県外の大学等に進学した人のうち、県内にUターン就職する人の割合は3割に満たない状況となっています。また、県内の高校から県内の大学等に進学した人においても、約2割が県外で就職しています。このように、県内外の大学等に進学した本県出身の若者が、卒業後本県で就職しない理由を挙げるとともに、本県出身新卒者の本県への定着を進めるために、県が取り組むべき施策についてあなたの考えを述べなさい。

【2017年度】
「地方創生に向けた取組について」
「まち・ひと・しごと創生法」が平成26年11月に制定され、人口の減少に歯止めをかけ、東京一極集中を是正するとともに、活力ある日本社会を維持するため、「地方創生」に国や地方自治体をあげて取り組んでいます。「地方創生」を進め、活力あるふるさとづくりを実現するために、本県において特に取り組むべきと考える課題とその理由を挙げるとともに、具体的にどのような施策を実施すべきか、あなたの考えを述べなさい。

【2016年度】
「今後福井県が優先的に取り組むべき施策について」
福井県は他都道府県と比べてどのような強み(長所)を持っているか、また、どのような弱み(短所)を持っているか、それぞれ記載しなさい。そして、あなたが記載した強み、弱みを踏まえ、今後、福井県が優先的に取り組むべき施策について、あなたの考えを述べなさい。

【2015年度】
福井県の総人口は平成11年(1999年)の83万1千人をピークに減少に転じ、平成26年(2014年)の推計人口は79万人となっている。そして、平成52年(2040年)には、63万3千人に減少すると推計されている。(国立社会保障・人口問題研究所「都道府県別将来推計人口」平成25年3月公表)また、福井県は、以前から社会増加数がマイナスとなることが多かったが、平成16年からは自然増加数もマイナスに転じ、平成26年は自然増加数が2626人のマイナス、社会増加数が2233人のマイナスとなっている。自然増加数、社会増加数がマイナスとなっている原因と考えられるものについて、それぞれ記載した上で、福井県の人口の減少を食い止めるために必要な施策について、あなたの考えを述べなさい。

Ⅱ種

【2023年度】
「県民から信頼される公務員になるために」
(1)あなたが公務員として県民からの信頼を得るために、大切だと考えることについて具体的に述べなさい。
(2)(1)で述べた内容をもとに、あなたが福井県職員、小・中学校事務職員として働く中で、県民から信頼を得るためにどのようなことを日々心掛けていきたいと考えるか、あなたのこれまでの経験を踏まえて述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

【2022年度】
「人と協力して成果を得た経験について」
(1)職場や学校で、あなたが同僚や友人と協力し、成果を得た経験を具体的に一つ述べなさい。
(2)また、その経験を福井県職員、小・中学校事務職員として働く中で、どのように活かしていきたいか述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

【2021年度】
「あなたが目指す職員像について」
(1)あなたが福井県職員、小・中学校事務職員として採用された場合、どのような職員になりたいか述べなさい。
(2)また、そのためにどのような心構えで仕事に取り組んでいきたいか、これまでの経験を踏まえてあなたの考えを述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

就職氷河期世代を対象とした職員採用試験

【2023年度】
「組織の一員として働く上で重要視すること」
(1)あなたが福井県職員・警察行政職員として働く上で、自身と組織のパフォーマンスを向上させるために最も重要だと考えることについて、理由を添えて述べなさい。
(2)(1)で述べた内容とあなたのこれまでの経験を踏まえ、実際にどのようにして組織に貢献していきたいと考えるか、あなたの考えを述べなさい。

【2022年度】
「あなたの経験を活かす施策について」
(1)少子高齢化や人口減少が進む中、本県における地域の活性化と豊かな暮らしを実現するために、行政としてどのような施策を行うべきか具体的に述べなさい。
(2)あなたが福井県職員、警察行政職員として(1)の施策を進めるに当たり、あなたがこれまでに培った経験をどのように活かしていきたいか述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

【2021年度】
「あなたの経験について」
(1)あなたがこれまでに困難を乗り越えた経験を一つ挙げた上で、どのように乗り越えたのか具体的に述べなさい。
(2)(1)で述べた経験から学んだことを福井県職員、警察行政職員として働く中でどのように活かしていきたいか、あなたの考えを述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

障がい者対象職員採用試験

【2023年度】
「だれもが暮らしやすい『まちづくり』について」
(1)「だれもが暮らしやすいまち」とはどのようなものか、あなたの考えを理由を添えて述べなさい。
(2)福井県を(1)で挙げた「だれもが暮らしやすいまち」とするために、県として取り組むべきことについて、あなたの考えを述べなさい。

【2022年度】
「あなたが挑戦してきたこと」
あなたがこれまでに挑戦してきたことについて具体的に述べなさい。また、その経験から何を学び、公務員として働く中で、どのように活かしていきたいか述べなさい。

【2021年度】
「あなたの強みについて」
(1)あなたの強みは何か具体的に述べなさい。
(2)また、福井県職員、小・中学校事務職員として働く中で、その強みをどのように活かしていきたいか述べなさい。

※上記(1)、(2)について、おおむね半分ずつの文章量となるようにしてください。

集団討論

集団討論の過去問については、福井県庁公式HPより引用しております。

【2023年度】
①企業の人材確保に向けた取り組みについて
福井県の有効求人倍率は全国平均を大きく上回り、4年以上連続で全国1位となるなど、中小・小規模事業者を中心に人手不足が深刻化しており、若年層の 確保や職場定着の促進が喫緊の課題となっている。

課題 これらの課題を解決し、県内企業において必要な人材を確保するために県として取り組むべき施策について議論してください。

②北陸新幹線開業効果の最大化に向けた取り組みについて
福井県では、令和6年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を「百年に一度の好機」と捉え、福井県の知名度向上や観光地の活性化、交流人口の増加等に期待が高まる一方で、開業に伴い懸念される問題も存在する。

課題 北陸新幹線開業による効果を最大化するために解決すべき短期的な課題と長期的な課題をそれぞれ挙げ、課題解決に向けて県が取り組むべき施策について議論してください。 

③行政分野へのチャットGPT(対話型AI)導入について
令和5年4月に神奈川県横須賀市がチャットGPT(対話型AI)の活用実証を全国で初めて開始し、福井県においても全面的な導入に向け検証が進められるなど、チャットGPTには自治体の業務効率化に向けて大きな期待が寄せられている一方、個人情報の流出や著作権侵害などの問題も懸念されている。

課題 行政分野へのチャットGPT導入を進めることで得られる効果と生じる課題を踏まえ、有効な活用策について議論してください。

④女性活躍の推進について
令和5年6月に閣議決定された男女共同参画白書では、「男性は仕事」「女性は家庭」という「昭和モデル」から、すべての人が希望に応じて家庭でも仕事でも活躍できる「令和モデル」への切り替えを進めることとしており、福井県においても男性の育児休業取得促進、「女性活躍課」の新設など、家庭と仕事の両立、女性のキャリアアップ支援に力を入れている。

課題 「令和モデル」の実現に向けて県が取り組むべき施策について、仕事面、家庭面の課題を踏まえた上で議論してください。 

⑤アフターコロナへの対応について
新型コロナウイルス感染症は、働き方やライフスタイルの変化、デジタル化など、社会経済に大きな変革をもたらし、在宅勤務など新たな働き方の浸透による人手不足の解消やデジタル化による新たな製品・サービスの創出などが期待される一方、変化に対応していくためには働き手のスキルやビジネスモデルなどへの新たな発想が求められる。

課題 アフターコロナにおいて、自治体や企業それぞれが果たすべき役割と必要な取り組みについて議論してください。

⑥効果的な広報について
昨今、全国の自治体では、それぞれの地域の魅力を発信するPR動画を制作しており、福井県においても広報広聴課においてYouTubeチャンネル「おいでよ!ふくい」をはじめ、ツイッターやインスタグラム等のSNSも活用し、様々な 手段で情報発信を行っている。

課題 SNSや新聞など各広報媒体における情報発信の課題を踏まえ、あなたが 広報広聴課に配属されたと仮定し、国内外の方に福井県の魅力を知ってもらうために効果的な情報発信について議論してください。

【2022年度】
①北陸新幹線福井・敦賀開業に向けた誘客・誘致について
現在、本県では北陸新幹線福井・敦賀開業を控え、観光誘客や企業誘致を進めている。その一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、アウトドアレジャー人気の高まりやテレワークの推進など、個々の旅行スタイルや企業の経済活動に変化が見られている。

課題 本県に観光客や企業を呼び込むために解決すべき課題を踏まえた上で、県が取り組むべき施策について議論してください。

②公務員志願者の増加対策について
近年、少子化の影響や民間企業の採用意欲の高まりにより、地方公務員の志願者の減少傾向が続いている。行政サービスの質を向上させ、円滑に運用するためには、有為な人材の確保が必要不可欠であることから、学生等が公務員の仕事に関心を持ち、就職先として選択してもらうことが自治体における喫緊の課題となっている。

課題 地方公務員の志願者が減少している要因を踏まえた上で、志願者を増やすために自治体が取り組むべき施策について議論してください。

③マイナンバーカードの取得促進について
令和4年6月1日時点におけるマイナンバーカードの交付枚数は全国において5,660万枚、総人口に対する交付割合は44.7%にとどまっている。政府は、同カードの取得促進を図るため、買い物に使えるポイントの付与や健康保険証として利用できるなどの方策を講じている。

課題 マイナンバーカードの有用性や利便性などの観点を踏まえた上で、同カードの更なる取得を促進させるための施策について議論してください。

④県産農林水産物の販路開拓・消費拡大について
本県には、ブランド米「いちほまれ」や越前がに、そば、上庄里芋、若狭牛など代表的な農林水産物が豊富にある。近年では、県産水産物の最上級ブランドとして、越前がに「極きわみ」に続き、越前がれいや若狭ぐじにも「極きわみ」を創設し、県内外にPRしている。

課題 県産農林水産物のブランド推進を図る上での課題を踏まえ、販路開拓や消費拡大のために県が取り組むべき施策について議論してください。

⑤共家事(トモカジ)の促進について
本県では、共働き率が高い一方で、家事の多くを女性が担っている。男性の家事・育児への参加と女性の家事等の負担軽減を図るため、「共家事(トモカジ)」を促進している。
※共家事とは、夫婦や家族で家事を一緒に楽しむライフスタイルのこと

課題 「共家事」を促進するために解決すべき課題を踏まえた上で、県が取り組むべき施策について議論してください。

⑥ふくい桜マラソンについて
北陸新幹線福井・敦賀開業を記念し、2024年3月に県内でフルマラソン大会「ふくい桜マラソン」を開催することが計画されている。

課題 同大会の開催に向けて、ランニングの魅力を伝え、県内だけではなく県外からも多くの人に参加してもらい、スポーツを通した福井の活性化につなげていくため、行政や民間が取り組むべき施策について議論してください。